新潟や中部地方にいるとされた、人間に憑く狐。単に「くだ」という時もある。イタチぐらいの大きさで白色か茶色をし、尾はリスのように太い。二つの目が縦に並んでいるとされることもある。「管(くだ)」とは竹筒のことで、竹筒の中に入れて飼ったり、持ち歩いたりできたという。味噌が好物なので憑かれた人は味噌ばかり食べたがり、病人の場合は食欲旺盛になるとされる。また、管狐の意思を喋るようになるという。家についた場合、上手く飼い慣らせば金持ちになるが、失敗して貧乏になる場合が多いという。飯綱と同じものともされる。
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