アイヌにおいて、「アイヌモシリ(人間の世界)」やアイヌ人たちを創造した者として登場するカムイ。名前は「国(村)を創造するカムイ」の意。「モシリカラカムイ(世界を創造する神)」とも呼ばれる。この世界が存在しているという事実そのものに対する感銘から創造されたカムイであり、他のカムイと異なりアイヌモシリにおいての顕現体を持たない。アイヌの伝説は文章化されないため、コタンカラカムイが自発的に大地を創造した、あるいはカントコロカムイの命令によって大地をこしらえたなど、諸説がある。またオイナカムイが創造の神であるとする伝説や、妹のカムイやセキレイを助手としたとする伝説もある。
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