日本の岩手県奥州市水沢区にある駒形神社を本源とする馬の守護神。江戸時代以降は天照大御神、置瀬命(おきせのみこと→天之杵火火置瀬命)、日子穂穂手見命、天之常立神、吾勝命(あがつのみこと→天之忍穂耳命)、国之狭土神の六神を「駒形大神(こまがたのおおかみ)」として祭神とするが、元来の駒形神は駒ヶ岳を御神体として神の乗る神馬と、その神馬により神の降臨を願う信仰に端を発していると考えられている。駒形神社は関東地方から東北地方にかけて多く存在し、特に岩手県と宮城県に集中しているが、これはこの一帯が馬の生産地えあることからと考えられる。 駒形神は馬頭観音(Hayagrīva)の垂迹神、あるいは馬頭観音(Hayagrīva)と同一神とされるほか、民間信仰の蒼前神とも同一視され、駒形神社のことが「蒼前様」と呼ばれる場合がある。
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