キムンカムイ

ヌプリコロカムイとも呼ばれる。アイヌにおいて熊を顕現体とするカムイであり、熊の衣装(毛皮と肉)を来て「アイヌモシリ(人間の世界)」に降り、衣装(皮=衣服と肉=食料)を人間に与えて「カムイモシリ(カムイの世界)」に帰って行く。単に「カムイ」と言ったときはこのカムイを指すほどアイヌ人にとって代表的なカムイである。熊は大きく、力強く、牙と爪は鋭く脅威であり、しかしながら肉は美味くまた多く採れて、毛皮も便利。こういったことに対する恐怖と畏敬と感謝の気持ちから生まれたカムイである。山に住み、山を領土としている。

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