中国神話に登場する奇妙な姿をした巨人。「山海経」の海外西経などに紹介されるもの。「形天」とも記述する。刑天(Xíng-tiān)は、元々は普通の人間の姿をした巨人で炎帝神農(Shen-nong)に仕えていたが、黄帝(Huáng-dì)が神農(Shen-nong)を打ち負かした後も一人黄帝(Huáng-dì)に立ち向かったため頭を切り落とされ、常羊の山に埋められてしまった。それでも刑天(Xíng-tiān)は戦うことを諦めず、両乳首を目に、臍を口にして生き延びたのだという。刑天(Xíng-tiān)は今でも頭の無い姿のままで右手に斧を振り回しながら暴れつづけているとされる。
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