エジプト神話において、ホルス(Horus)の子。死者の内蔵を保管する壷を「カノプス(ないしカノポス)壷」というが、このカノプス壷は四つ用意され、それぞれ、肝臓、肺、胃、腸が分けて入れられた。これら四つのカノプス壷はそれぞれホルス(Horus)の息子四人と死に関連する四人の女神によって守護されると考えられた。ケベフセヌエフ(Kebechsenef, Qébehsenouf)はセルケト(Serket, Selket)とともに腸を保管する壷を守護する神である。ケベフセヌエフ(Kebechsenef, Qébehsenouf)はハヤブサの頭を持つため、腸のカノプス壷の蓋部分もハヤブサをかたどったものになっている。
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