インド神話において、シヴァ(Siva, Shiva, Śiva)の妻であるパールヴァティー(Pārvatī)がとる様々な姿の一つで、その中でも最も恐ろしい神格。元々はベンガル地方の一女神であった。名前は「時・期間」あるいは「黒」を意味し、牙のある口、長い舌、真っ黒な体、獲り縄、頭蓋骨のついた杖、剣、生首をそれぞれ持った四本の腕で表される。またシヴァ(Siva, Shiva, Śiva)のように額に第三の目を持っている。ドゥルガー(Durga, Durgā)が怒った時にその額から発現したとされる。身体には蛇を巻きつけ、自分の子供達の無数の首を繋げて首飾りにしているという。元々はパールヴァティー(Pārvatī)と別の神格だったものが、シヴァ(Siva, Shiva, Śiva)信仰に伴ってパールヴァティー(Pārvatī)に吸収されたと考えられている。カーリー(Kali, Kālī)は恐ろしい神格ではあるが、この恐ろしさは悪魔や死を滅ぼすために必要だと考えられている。
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