日本記紀神話に登場する鉱山を守護する女神。「日本書紀」には登場しない。伊邪那岐命と伊邪那美命の御子神「三十五神」の一柱で、伊邪那美命が火之迦具土神を産んで苦しんだ際に吐(たぐり=嘔吐物)から金山毘古神と共に生まれた。金山を始めとした鉱山を司るとともに、鏡や刀、鋤といった金属製品の鍛造・鋳造に携わる者を守護するとされる。金山毘古神や金山毘売神のように製鉄を司る神として金屋子神という神がいるが、時に金屋子神は両親の子神と考えられることもある。
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