嫦娥

中国神話における月の女神。「姮娥（こうが）」とも表記する。羿（Yì）の妻であり、羿（Yì）とともに地上に降りたが、帝俊（＝帝嚳（Dì-kù））により夫ともども人間にされ不老不死でなくなってしまった。その後二人は西王母（Xi-wang-mu）を頼り不老不死の薬を二人分手に入れたが、嫦娥（Cháng-é）が二人分を独り占めして飲み干してしまった。羿（Yì）を裏切った嫦娥（Cháng-é）は天にも帰れず月に身を潜めていたが、その報いでヒキガエルになってしまい今でも月にいるのだという。