神社姫

曳尾庵著「我衣」に紹介される、人魚に似た姿の妖怪(またいわゆる予言獣)の一種。人面で細長い魚身であり、頭に一対の角と三又の尾ひれを持ち二丈(約6m)ほどの大きさがあるという。文政二年(1819)の4月19日に、肥前国(現在の佐賀県、長崎県)のある浜辺で目撃され、目撃者に対して「我は竜宮よりの使者神社姫というものなり、当年より七ヶ年は豊作だが、虎狼痢(コレラ)という疫病が発生する。しかし我が姿を描いた絵図を見ればその難を免れ、さらに長寿を得るだろう」と語ったという。

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