ゾロアスター教における女悪魔。古くは「ジャヒー(Jahi)」と呼ばれ、「性悪女」ほどの意味だったが、ササン朝ペルシア時代に入り、「悪神アンラ・マンユ(Angra Mainyu)のつくった中で最強の存在」とまで呼ばれるようになった。 善神アフラ・マズダ(Ahura Mazdāh)はこの世界を創るとき、邪魔になるであろうアンラ・マンユ(Angra Mainyu)を呪文で縛り上げてその隙に世界を創った。呪文が解けて世界を見たアンラ・マンユ(Angra Mainyu)は、アフラ・マズダ(Ahura Mazdāh)の創ったものの一つである人間を見て急に気落ちしてしまった。というものの人間がたいそう良く出来た種族だったからである。アンラ・マンユ(Angra Mainyu)の配下の悪魔達は言葉巧みにアンラ・マンユ(Angra Mainyu)を慰めようとしたが、彼は落ち込んだままだった。ただ、女悪魔ジェーだけは最後にアンラ・マンユ(Angra Mainyu)を元気付けるのに成功したという。
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