日本記紀神話に登場する石や岩を司る神。「磐筒男命(いわつつおのみこと)」とも呼ばれる。古事記によれば、伊邪那岐命が火之迦具土神を斬リ殺した時、岩に飛び散った血から生まれた三柱の神の一柱(残る二柱は石拆神と根拆神)。神名だが、筒を「ツチ」の転訛と見れば「岩の霊威を持つ男の神」となるが、筒を「粒(ツブ)」の古語とすれば「岩を粒ほどに破壊する神」、つまり雷を司る神とも考えられる。
ページにリダイレクトします。