イシャトゥ

奄美群島与論島における妖怪。名前は「岩の下に住む」といった意味だと考えられる。一本足の妖怪で、舟の先端や火の先端にとまるとされる。船の先端にとまっている時などは、知らない振りをして、舟の先端や後方の端などを櫂で叩くと、舟から飛び降りて泳いで逃げていく。しかし、からかうと必ず仕返しに来るという。奄美本島においてはイシャトゥは子供ぐらいの大きさであり、イッシャのように魚の目を抜き取ったりするが、人は騙さないとされる。

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