アフガニスタンにおける至高神にして創造神。本来は天空の神であり、雲と霧の中に住んでいるとされる。四本角の巨人から生まれたとされる。全ての神々はイムラが黄金の山羊の皮袋に息を吹き込むことによって作られたとされるが、一方別の神話ではイムラの至高神としての地位は、以前からの至高神であったムンジェン・マリク(Munjen-Marik)から奪い取ったものであるとされる時もある。しかし、いずれにしても宇宙、そして太陽や月を創造し、天に置いたのはイムラだとされている。イムラの聖獣は羊であるため、生贄には羊が捧げられることが多い。またイムラは文化英雄的な側面も持っており、家畜や犬、小麦や車輪・鉄の利用法を人間に教えたとされる。しかし洪水を司るのもまたイムラであるとされる。
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