ヒュミル

北欧神話に登場する巨人(ヨツン(Jotun, Jotan, Jötun, Jöten, Jötunn, Jǫtunn))族の一人。名前は「暗き者」を意味する。アサ(Æsir)神族であるティウとティル(Týr)の二神の父親だが、アサ(Æsir)神族に先祖を殺された憎悪を持っている。世界の東の果てに住んでおり、天空ほどもある巨大な酒瓶を持っているとされる。あるときアサ(Æsir)神族で大きな酒瓶が必要になったため、トール(þórr, Thor)神がヒュミル(Hymir)に酒瓶を借りに行った。この時二人は力比べ釣りなど様々な勝負をするが、様々な伝承の多くでヒュミル(Hymir)は結局死に、酒瓶はアサ(Æsir)神族のものとなる(ヒュミル(Hymir)が快く酒瓶を渡したとする伝承もある)。

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