ヒッポカムポス

ギリシャ神話やローマ神話に登場する半馬半魚の怪物。名前は「海の怪物」を意味する。「ヒュドリプス(Hydrippus)」とも呼ばれる。頭と前脚を含む前半身は馬で、後部は(シーサーペントのような)魚の姿で鰭などが付いている(後脚がないことが多い)。金色の鱗で覆われているとされる場合もある。海神であるポセイドンやネプトゥヌス(Neptunus)のチャリオット(戦闘用馬車)を引く馬とされる。時代が下り紋章や動物寓話集に登場する至り、魚類の首領や王のような立場で描かれ、前脚に水かきが付いたり、トビウオのような翼が生やされたりとといった改変が見られた。

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