あるいは「ホズ」。北欧におけるアサ(Æsir)神族の一人。オーディン(Ōðinn, Odin)が父。「バルドル(Baldr)の子」と呼称されることから、母親はオーディン(Ōðinn, Odin)の正妻であるフリッグ(Frigg)であると思われる。力が強いが盲目の神で、その理由は神話では語られていない。ロキ(Loki)の謀略によって知らずに兄バルドル(Baldr)を殺害してしまった為、邪悪な性質の神ではないものの、「忌むべきアース」と呼ばれる。オーディン(Ōðinn, Odin)とリンド(Rindr)の間に生まれたヴァーリ(Vári)の手にかかり殺される。ラグナロク(終末戦争)を迎え、現在の世界が滅びたあと、ヘズ(Hǫðr)はバルドル(Baldr)とともに死者の国から帰還して、新たな世界の神になるといわれている。
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