ヘーニル

北欧神話において人間の創造に携わった神。アサ(Æsir)神族だと考えられている。しかし、古代北欧において崇拝されていた神ではないらしく、神話の中でも信奉すべき神々の序列には名を連ねていない。足が長く姿は美しいが器量に乏しい神だといわれている。オーディン(Ōðinn, Odin)の随行者として知られ、ロキ(Loki)とともにしばしばオーディン(Ōðinn, Odin)の旅に同行しているが、大きな働きはしていない。最初の人間であるアスクとエムブラが、それぞれトネリコとニレの木から作られたとき、オーディン(Ōðinn, Odin)が息を吹き込み、ヘーニル(Henir, Hœnir)が心を授け、ロドウル(Lóðurr)が体温と姿形を与えたという。

ページにリダイレクトします。