インド神話においてヴィシュヌ(Visnu)のとったアヴァターラ(化身)の一つ。名前は「馬の首」を意味し、名前通り、馬の頭を持った獣頭人身の姿で現される。古代インドの聖典『ヴェーダ』が2人のダイティヤ(Daitya, Daiteya)に盗まれた際、ヴィシュヌ(Visnu)がそれを取り返すためハヤグリーヴァ(Hayagriva)の姿をとったとされる。仏教にも馬頭観音(Hayagrīva)としてとりいれられ、アヴァローキテーシュヴァラ(Avalokiteshvara, Avalokiteśvara)の恐ろしい側面を表すとされた。
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