奄美群島与論島において上半身しかない一本足の妖怪。はっきりとその姿を見ることは出来ないが、編み笠をかぶり、灯火をもち、一本しかない足で跳ねながら歩くという。昼は森や洞穴に住んでいて、夜になると海岸に出てくるという。いざりが好きで人間が漁をしているといたずらをする。ハタパギ・マンジャイを避けるため、浜で松明を灯す時は火がつくと同時に唾を松明にかける。「ハタパギ("片足"の意)」と呼び捨てにすると怒って悪さをするという。イシャトゥに類似するが、ハタパギ・マンジャイは火の妖怪ともされ、3月頃になると珊瑚礁の上でハタパギ・マンジャイのもつ灯火の火がみえるという。
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