エジプト神話においてナイル川を象徴する神。男性神であるにも関わらず、女性のように垂れた乳房と太鼓腹を持つ姿で表される。またハピ(Hapy)は体を2つ持つとされることもある。これらの両性具有的な特徴は、単体でも多大な生産能力を持つことの現れだと考えられる。ハピ(Hapy)のもたらす水は多くの恵みを与えるが、逆に氾濫によりナイル川流域を荒らすこともある。この厄介な神をなだめるために、ナイル川流域にはハピ(Hapy)の神殿が多く建てられた。
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