仏教において閻魔(Yama)の眷属とされる七母女天(Sapta-mātṝkā)の一人。「吠瑟弩尾(はいしちぬび)」とも書かれる。インド神話のヴィシュヌ(Visnu)のシャクティである「ヴァイシュナヴィー(Vaiṣṇavī)」を音写したものであり、ヴィシュヌ(Visnu)=毘紐天(びちゅうてん)の妃であることから、「毘紐女(びちゅうにょ)」、「毘紐天女(びちゅうてんにょ)」、「毘紐天妃(びちゅうてんひ)」などの名前でも呼ばれる。七母女天(Sapta-mātṝkā)のほか「八摩怛哩(はちまたり)」にも数えられ、輪を持ち西方を守護するとされ、また胎蔵界曼荼羅の外金剛部院にも配される。
ページにリダイレクトします。