インドネシアのマルク諸島、セラム島に住むウェマーレ族における豊穣神。バナナから生まれた男がココヤシの実を埋めると、成長した木から娘が生まれた。この娘がハイヌウェレ(Hainuwele)である。娘は大便から陶器などの貴重品を生み出す力を持っていたため、男は大金持ちになった。だが、その秘密を知った男の友人によってハイヌウェレ(Hainuwele)は生き埋めにされ殺された。父親が娘の死体を掘り出して切り刻み、あちこちに埋めると、それぞれから違う種類の芋が生えてきた。ハイヌウェレ(Hainuwele)が死んだために人間は不死ではなくなったという。
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