中国神話において、五帝の一人(参考:三皇五帝(Sān-huáng wŭ-dì))。歴史において実在の人物であるかのように扱われているが、現在では架空の存在だと認められている。儒教においては君主としての理想の姿だと考えられた。四季が正しく運行されるように、その役割を担った役職を設けたといわれる。堯(Yáo)が帝位にあったとき数々の災厄が起こったが、その中でも有名なのは羲和(Xī-huó)の息子である十個の太陽が空に同時に現れる、という事件だ。堯(Yáo)の前代にあたり、天帝となっていた帝嚳(Dì-kù)により遣わされた、弓の名手である羿(Yì)が十個の太陽のうち九個を打ち落としたことによってこれは解決された。堯(Yáo)は舜に帝位を継がせるとき、いくつかの試練によって舜の技量をはかり、舜が後継ぎとしてふさわしいかどうかを試したという。

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