グイン・アップ・ニーズ

「グウィン・アプ・ニーズ」とも。イングランドのウェールズ地方において妖精の種族「タルイス・テーグ（Tylwyth Teg）」の王。名称は「"Nudd"の息子の"Gwyn"」を意味する。アラウン（Arawn）やハヴガン（Hafgan）と同じく、異界ないし冥界である「アンヌン（Annwn, ないしアンヌヴン（Annwfn））」の支配者の一人とされる。グラストンベリーにある「トー（Tor）」という丘は、グイン・アップ・ニーズ（Gwyn ap Nudd, Gwynn ap Nudd, Gwynn mab Nud）の住処がある島とされていた（かつて周囲は湿地帯であり、丘は島のように見えた）。