仏教において虚空蔵菩薩(Ākāśa-garbha)の三昧を展開して五方に配し、五尊の菩薩としたもの。それぞれは五智如来(Pañca Buddha, Dhyāni Buddha, Pañca kula-tathāgata)の変化身とされる。「金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経」(T0867)を本拠とし、増益、所望・天変消除を祈祷する「五大虚空蔵法」における本尊だが、「五大虚空蔵菩薩速疾大神験秘密式経」(T1149)や「覚禅抄」においては名称や形像がことなる。
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