アフガニスタンを中心として広範囲で信仰されていた戦争の神。「ギウィシュ」とも呼ばれる。特にカチ族に崇拝されていた。豊穣神サンジュ(Sanju)を妻とする。天候神インドル(Indr)とは兄弟とされ、インドル(Indr)がインド神話のインドラ(Indra)の名前を受け継いでいるように、ギシュ(Gish)はインドラ(Indra)の神格をモデルとしていると考えられている。生まれるまで18ヶ月のも長いあいだ胎内に留まり、出産を待たずに母親の腹を破り飛び出して生まれ、自分で母親の腹を糸と針で縫い合わせたという。 慈悲無き神であり、知性などなしに殺戮を行うという。ギシュ(Gish)の屋敷は聖なるクルミの樹の上にある鉄の要塞だるとされる。また虹はギシュ(Gish)のスリング(投石器)だとされる。
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