中国道教において北方を守護する神。「真武君(しんぶくん)」、「北極佑聖真君(ほっきょくゆうせいしんくん)」とも呼ばれる。中国で古くから北方の守護神として信仰されていた神獣玄武が道教に取り入れられたもので、人身で描かれ、本来の玄武はその足元に配置される。道教の伝説によれば元始天尊(Yuan-shi Tain-zun)の化身であるとされる。玉皇大帝(Yù-huang dà-di)に認められ天上界へ召され、殷の紂王の時代に玉皇大帝(Yù-huang dà-di)に地上の妖魔退治を命じられると、ざんばら髪のまま黒い衣を身にまとい、鎧兜に身を固め、六丁六甲らの神兵を率いて敵を鄷都の獄へ閉じ込めた。この功績によって玄天上帝(Xuàn-tiān shàng-dì)の称号を与えられたという。
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