仏教において金剛界曼荼羅の成身会以外の八会において賢劫千仏の代わりに置かれる十六種の仏尊のこと。「賢劫十六尊(げんごうじゅうろくそん)」とも呼ばれる。賢劫とはサンクリットでは「バドラ・カルパ(Bhadrakalpa)」といい「祝福された期間」を意味し現在のことを表す。成身会の賢劫千仏は過去(荘厳劫)、現在(賢劫)、未来(星宿劫)の三千仏を代表して現在(賢劫)に出現するという千の仏尊を描いたもので、成身会以外ではこの賢劫千仏の上首である十六尊を描き同義とする。
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