フィアラル

北欧神話に登場する邪悪なドワーフ(Dwarf, Dwaeff, Dwerf, Dwerff)。ガラール(Galar)とともに「クヴァシル(Kvasir)」という名の魔法のミード(蜜酒)を造った。この魔法酒は飲んだ者に詩の才や知恵、雄弁をもたらすものだったが、実は「クヴァシル」という名の優しい賢者を殺し、その血を集めて作られた者だった。フィアラル(Fjalar)はガラール(Galar)とともにスットゥング(Suttung, Suttungr)に殺され、それ以後クヴァシルはスットゥング(Suttung, Suttungr)によって管理されていたが、最終的にはこれを欲しがったオーディン(Ōðinn, Odin)のものとなった。

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