ポリネシア東部のツアモツ(トゥアモトゥ)諸島の神話に登場する、海の女神。ハウメアのバリエーションの一つ。ファウメア(Faumea)はその子宮の中に男を殺すウナギを持っていたが、そのウナギを体外に出す方法をタガロア(Tagaroa)に教え、タガロア(Tagaroa)と交わった。彼女はその結果「トゥ・ヌイ・カ・レレ(Tu-nui-ka-rere)」と「トゥリ・ア・ファウメア(Turi-a-faumea)」という二人の息子を産んだ。その後トゥリ・ア・ファウメアと結婚した「ヒナ・ア・ラウリキ(Hina-a-rauriki)」が悪魔蛸ロゴ・トゥム・ヘレ(Rogo-tumu-here)にさらわれてしまったため、タガロア(Tagaroa)とトゥリ・ア・ファウメアは彼女を救い出すためにカヌーで出かける事になった。ファウメア(Faumea)は脇の下の汗に逆らう風を封じ込める事で、カヌーがロゴ・トゥム・ヘレ(Rogo-tumu-here)の隠れ家に向かえるように助けた。
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