エレシュキガル

シュメール神話において、大地の甘い水に下に位置する、乾燥したちりだらけの土地「クル・ブ・ギ・ア(帰還することのない大地)」を支配する「死の女主人」。「天の女主人」イナンナ(Inanna)とは姉妹であるが、イナンナ(Inanna)が光であるのに対し、正反対の闇の性質を持っている。バビロニア神話ではネルガル(Nergal)の妻であり、地下の悪魔であるガルラ(Gallas)は彼女の配下である。イナンナ(Inanna)は姉であり敵であるエレシュキガル(Ereshkigal)の支配する土地に訪れて、自分の権威を主張しようとしたが、逆に素っ裸にされ、屍体として杭につるされた。イナンナ(Inanna)はエンキ(Enki)(エア(Ea))に「生命の食物」と「生命の水」を与えられて復活することが出来たが、ガルラ(Gallas)たちはイナンナ(Inanna)に付きまとって、その身代わりが見つかるまで離れなかったという。

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