ルーマニアの伝説や民間伝承に登場する水棲の馬の怪物。3世紀にアレクサンドリアで書かれたとされる博物誌「フィジオロゴス(Physiologus)」にもその名前が見られる。スコットランドのケルピー(Kelpie)やアハ・イシュケ(Each Uisge, Eač Uisge)、イギリスのシューピルティー(Shoopiltie)のような、ヨーロッパに見られる水棲馬のバリエーションの一つ。他の水棲馬と同じく、近づいた人間を背に乗るように誘うが、乗った途端そのまま水中に引きずり込もうとする。被害者を溺れさせて食べてしまうとされるが、被害者がイエスに助けを求めると見逃すとされる。
ページにリダイレクトします。