デックアールヴ

北欧神話に登場する妖精の一種。複数形では「デックアールヴァル(Dökkálfar)」。名前は「闇の妖精」を意味する。他に「スヴァルトアールヴ(Svartálf="闇の妖精"の意)」とも呼ばれる。原初の巨人ユミル(Ymir)が殺されて大地になったとき、その死骸からうじ虫としてリョースアールヴ(Liosálf, Ljósáaf )とともに湧き出てきたとされる。リョースアールヴ(Liosálf, Ljósáaf )が「太陽より白い」と称されるのに対してデックアールヴ(Dökkálfr)は「土より黒い」といわれる。デックアールヴ(Dökkálfr)は神々により人間の姿と知性が与えられたが、日光に当たると石となって死んでしまう(或いは元に戻ってしまう)ために地下世界にある「スヴァルトアールヴァヘイム(Svartalfaheimr)」で暮らしているという。ドヴェルグ(Dvergr)と同一視される。

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