インド神話において家畜を守護する神。シヴァ(Siva, Shiva, Śiva)の配偶神サティー(Sati, Satī)の父親。シヴァ(Siva, Shiva, Śiva)のことを野蛮な神として嫌っており、祭りにシヴァ(Siva, Shiva, Śiva)だけを呼ばなかったり、神々の前でシヴァ(Siva, Shiva, Śiva)の悪口を言ったりとシヴァ(Siva, Shiva, Śiva)を辱めたため、サティー(Sati, Satī)は怒って父親であるダクシャ(Daksha)を罵倒した。サティー(Sati, Satī)はこれを恥じて自ら火に身を投じて死んでしまった。サティー(Sati, Satī)が死んだことでシヴァ(Siva, Shiva, Śiva)は怒り狂い、自分の身から怪物ヴィーラバドラ(Vīrabhadra, Virabhadra)を生み出して祭りの参列者を全員殺してしまった(参列者は後にヴィシュヌ(Visnu)が生き返らせた)。反省したダクシャ(Daksha)は自分が間違ってたという証として自分の頭を山羊の頭に付け替えた。このためダクシャ(Daksha)は山羊の頭をした神として描かれる。別の話ではヴィーラバドラ(Vīrabhadra, Virabhadra)はダクシャ(Daksha)をも殺し、サティー(Sati, Satī)はその後生き返ったことになっている。この話ではシヴァ(Siva, Shiva, Śiva)はサティー(Sati, Satī)に嘆願されダクシャ(Daksha)を生き返らせることを了承したが、生き返らせるにあたってどうしてもダクシャ(Daksha)の頭が見つからなかったため代わりに山羊の頭をつけたとされている。
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