歩擲明王

仏教における明王(Vidyārāja)の一尊で八大明王の一。名前はサンスクリット名「パダナクシパ(Padanakṣipa="投げて歩くもの"といった意味)」を意訳したもので、「步擲金剛(ぶちゃくこんごう)」、「步擲金剛明王(ぶちゃくこんごうみょうおう)」と呼ばれるほか、音写で「播般曩結使波明王(ははんなけしはみょうおう)」とも記される。本地を普賢菩薩(Samantabhadra)とし、罪人に菩提心(悟りを求める心)を起こさせ魔を退散させる力があるとされる。一般的に二臂で旋蓋と金剛杵を手に持った姿で表される。

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