仏教において仏陀の頭頂の功徳、つまり仏智そのものを神格化し仏尊としたもの。サンスクリットでは「ブッドースニーシャ(Buddhoṣṇīṣa)」といい、「菩陀烏瑟膩沙(ぼだうしつにしゃ)」などと音写する。これは如来に現れるという肉体の特徴である三十二相の一つ「頂髻相(ちょうけいそう。サンスクリットでは「ウシュニーシャ(uṣṇīṣa)」)」と元とする。仏頂尊(Buddhoṣṇīṣa)には多くの種類があるが大日経疏に説かれる、三仏頂と五仏頂を合わせた「八仏頂(はちぶっちょう)」が代表的でこの八仏頂は胎蔵界曼荼羅の釈迦院に配される。
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