ブロデイウェズ

ウェールズ神話に登場する神秘的な美しい女性。名前は「花から生まれた者」ないし「花の顔」を意味する。彼女は神でも人間でもなく、グウィネス王国の王で魔術師でもあるマスと、アリアンロッド(Arianrhod)の兄弟でやはり魔術に長けていたグィディオン(Gwydion)によって、魔術で花から呼び出された存在である。彼女はアリアンロッド(Arianrhod)の息子(グィディオン(Gwydion)から見れば甥)であるレイの配偶者となるために呼び出された。というもののレイはアリアンロッド(Arianrhod)によって呪いがかけられており人間を妻にすることが出来なかったため、これをマスとグィディオン(Gwydion)が哀れんで、ブロデイウェズ(Blodeuedd, Blodeuwedd)を生み出したのである。ブロデイウェズ(Blodeuedd, Blodeuwedd)とレイは幸せな日々を送っていたが、ある日レイが家を留守にしていたとき通りかかったペンリンの城主ゴロンウィとブロデイウェズ(Blodeuedd, Blodeuwedd)は恋に落ちてしまう。ゴロンウィとブロデイウェズ(Blodeuedd, Blodeuwedd)は周到な策を練りレイを殺そうとしたが、レイは辛くも逃れ鷲となって飛び去った。グィディオン(Gwydion)とマスはレイの復讐としてブロデイウェズ(Blodeuedd, Blodeuwedd)をフクロウに変えてしまった。

ページにリダイレクトします。