仏教における八大竜王の第二尊。名前はサンスクリット名「ウパナンダ(Upananda)」の音写で、他に「優波難陀(うぱなんだ)」(摩訶僧祇律)、「烏波難陀(うぱなんだ)」(蘇悉地羯羅経)などの字があてられるほか、意味訳で「大喜(だいき)」、「賢喜(けんき)」、「近喜(ごんき)」などの名前でも呼ばれる。難陀竜王(Nanda)の弟とされ、両尊は「難陀烏波難陀龍王(なんだうぱなんだりゅうおう)」、「難陀跋難陀龍王(なんだばつなんだりゅうおう)」といったように一括りに論じられることもある。胎蔵界曼荼羅の外金剛部院(最外院)の北方、南方、西方の各門に難陀竜王(Nanda)とともに描かれる。
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