中国の最古の地理書とされる「山海経」の北山経中、北二次経に記されている怪鳥。北嚻山という山に棲んでいる、烏(からす)のような姿の人面の鳥で、夜行性で昼は姿を見せないという。この鳥を食べると暑気当りが治るとされる。「山海経広注」を著した吳任臣に拠れば、「異鳥人面図賛」にも「"禦暍(暑気あたりを防ぐ)"の鳥、その名{x2a100}{x2a0d1}(Pán-mào)」と記されているという。山海経では他にも顒(Yao)、瞿如(Qú-rú)、竦斯(Sǒng-sī)、人面鴞(Rén-miàn-xiāo)、橐{x291ef}(Tuó-féi)、鳧徯(Fú-xī)といった人面鳥が紹介されている。
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