バカブ

マヤにおいて、最高神イツァムナ(Itzamna)の息子、或いはフナブ・クー(Hunab Ku)の息子とされる4人の神達のこと。大地の四隅を支える神、あるいは空を支えるためにフナブ・クー(Hunab Ku)の命により大地の四隅に配置された神とされる。具体的には北のカン・ツィオナル(Can Tzional)、南のホサネク(Hozanek)、東のホブニル(Hobnil)、西のサク・シミ(Zac Cimi)の4神で、彼らはそれぞれ方位と通じて色を象徴するとともに、マヤ暦におけるイヤーベアラー(年を担ぐ者)を担っていた。またバカブ(Bacab)は蜂と養蜂の守護神とされる。同じく4方位に関係するパウアフトゥン(Pauahtun)はバカブ(Bacab)の別称あるいは眷属と考えられている。

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