バビロニア神話における軍神。アッシリアの国家神でまた、首都アッシュールの守護神。マルドゥーク(Marduk)とエンリル(Enlil)の役割を引き継いだ神であり、マルドゥクの好戦性とエンリルの治癒力をあわせ持つ。また彼の名は「慈悲深き者」を意味し、豊穣肥沃の神として棕櫚(しゅろ)の枝で囲まれた姿で表される。また軍神としてのアッシュルは矢を放つべく張られた弓を取り囲んだ翼のある円盤の形か、牛にのり空を行く姿で表された。なお時代と地域により数々の異名を持つ。アンシャル(Anshar)と同一視される。
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