「古事記」において大年神の后神として登場する女神。読みを「あめのちかるみずひめ」とする説もある。「天知迦流美豆姫」、「天知迦流水姫神」とも表記される。読みと同じく神名の語義を諸説あり、「アメシル(天を領る)」+「カル(地名、あるいは掛かるの略)」+「瑞姫(ミズヒメ)」、「天(アメノ)」+「チカル(力や離れるの変化)」+「瑞姫(ミズヒメ)」などど推定されている。大年神との間に奥津日子神、奥津比売命、大山咋神、庭津日神、阿須波神、波比岐神、香山戸臣神、羽山戸神、庭高津日神、大土神の十柱の子神を産んだ。日吉大社の摂社である「新物忌神社(しんものいみじんじゃ)」や、滋賀県高島市新旭町にある「日吉二宮神社(ひよしにのみやじんじゃ)」などに祀られる。
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