天逆毎

日本における反抗神の一人。偽書「先代旧事本紀大成経」に見える。「和漢三才図会」には「治鳥」の項(第44巻"山禽類"内)には「天逆毎姫(あまのざこのひめ)」の名で紹介されており、その説明によれば須佐之男命の体の中に溜まった「猛気」が口から出て成した女神であり、人間の体に獣の頭のついた姿で高い鼻と長い牙を持つという。どんな力強い神でも投げ飛ばし、どんな強固な刀や矛でも噛んで壊してしまう。意のままにならぬと荒れ狂い、何事にも従うを良しとせず左にあるものを右にあると言い、前にあるものを後ろにあると言うとされる。

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