アグディスティス

プリュギア(小アジア地方、現在のトルコ共和国中央部)の大地の女神の一柱。両性具有で生まれた神で、キュベレ(Cybele)と同一視される。ギリシア神話においてはゼウスがディンデュモン山で昼寝をしていたときにこぼれた彼の体液から生まれたとされる。アグディスティスは怪物視され、神々に酔わされるうちに性器を切り落とされてしまったが、この性器からはアーモンド(ないしザクロ)の樹が生えてきて、この実より妊娠した娘はアッティス(Attis)を産み落としたという。

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