古代ペルシアの民族宗教「ゾロアスター教」に出てくる悪魔。不浄の(魔)神アンラ・マンユ(Angra Mainyu)(アーリマン)の腹心の部下。その名は「凶暴」という意味があり、邪悪にして狡猾、残虐にして不義なる者で、人の怒りと欲望につけこむとされる。血塗られた棍棒を持ち、人に益をなす家畜や死者の魂を責め殺す。酔っ払って大暴れをする者などは「アエシュマに魅入られた者」と言われた。魔族ダエーワ(Daēva)を率い、不義なる魔術師を使って世に戦乱を広げ、またアルコールに酔いつぶれているものをそそのかし、乱暴や狂乱を導くという。
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