鳥石楠船神

とりのいわくすぶねのかみ

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説明

記紀神話に見える神の一柱。「鳥磐櫲樟船」と書かれる事もある。また、「天鳥船(あめのとりぶね)」とも呼ばれる。名前は「楠で作られた岩のように堅固で速く進む船」といった意味で、その名の通り船と海上運輸を司る神だと考えられる。伊邪那岐命伊邪那美命の間に生まれた子神の一人であり、「古事記」において大国主神に国譲りを了承させるために建御雷之男神と共に高天原より地上に遣わされる(「日本書紀」でこの任を担うのは建御雷之男神と経津主神になっている)。しかし、経津主神のように建御雷之男神と並び勇んで戦ったのではなく、建御雷之男神を乗せて移動する役目を負っていたようである。また「日本書紀」において水蛭子が流し捨てられた船の名前も鳥磐櫲樟船となっている。

関連項目

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参考文献

  • 18日本の神様読み解き事典
    • 著者:川口謙二
    • 編集:川口謙二
    • 発行者:芳賀啓
    • 発行所:柏書房株式会社
  • 21
    古事記(上)-全三巻-
    • 発行者:野間佐和子
    • 発行所:株式会社講談社
  • 22
    日本書紀(一)〔全5冊〕
    • 発行者:山口昭男
    • 発行所:株式会社岩波書店

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