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説明
仏教における如来の一尊。「天鼓雷音仏(てんくらいおんぶつ)」、「鼓音如来(くおんにょらい)」、「鼓音仏(くおんぶつ)」とも。サンスクリット名である「ディヴィヤドゥンドゥビ メガニルゴーシャ(Divyadundubhimeghanirghoṣa)」は「天上の太鼓を雷鳴として轟かせる」といった意味。「提婆曇覩尾迷迦涅瞿沙(だいばどんとびめかねいぐしゃ)」などと音写する。胎蔵界五仏の一尊として北方に配され、金剛界五仏の不空成就如来と同体とされる(→五智如来)。
春雷が春になれば自然に雷鳴を轟かせるように、自らが解脱しながらも自然に衆生を悟りへと導く仏だという。像形は金の身色に袈裟を右肩だけ通し、右手は仰向けに開いて臍下に置くかあるいは衣を端を握り臍前に置き、左手を触地印とする。
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参考文献
- 02東洋神名辞典 DICTIONARY OF DETIES AND DEVINES
- 監修:山北篤
- 著者:桂令夫、草野巧、久保田悠羅、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社
- 44図解 曼荼羅の見方
- 著者:小峰彌彦
- 発行者:石原大道
- 発行所:有限会社大法輪閣
- 47密教辞典
- 編集:佐和隆研
- 発行者:西村七兵衛
- 発行所:株式会社法藏館