泰逢(たいほう)

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説明

中国最古の地理書とされる「山海経」の中山経の中次三経に言及される吉神とされる神。萯山(敖岸之山、青要之山、山、宜蘇之山、和山のご五山)の山神の一人であり(他に熏池武羅)、これらの神を祀るには一匹の牡羊を副(骨を割いて磔にして祭る)し、嬰(儀式の種類)には吉玉を用いるべきだという。萯山の南に好んで住んでいるとされる。虎の尾が生えた人のような姿をしており、出入りする時に光を放つという。この神は天地の気を動かすという。

画像一覧

泰逢

「山海經(せんがいきょう)」(不明)より
ページ:v02p048
郭璞(伝)著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : pubric domain

䙜泰

「唐土訓蒙圖彙(もろこしきんもうずい)」(1802)より
ページ:v02p047
平住専庵著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : pubric domain

※ここでは「䙜泰」だが山海経では「泰逢」

{x256DD}泰(ふうたい)

「和漢三才圖會(わかんさんさいずえ)」(1890)より
ページ:v02p163
寺島良安著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : pubric domain

キーワード

参考文献

  • 35山海経 中国古代の神話世界
    • 翻訳:高馬三良
    • 発行者:下中直人
    • 発行所:株式会社平凡社

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