大物忌神

おおものいみのかみ

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説明

山形県飽海郡の鳥海山に本社がある式内社、「大物忌神社(おおものいみじんじゃ)」を中心に祀られる神道の神。「大物忌明神(おおものいみみょうじん)」、「大物忌大神(おおものいみのおおかみ)」、「大物忌命(おおものいみのみこと)」とも呼ばれる。奈良県北葛城郡河合町にある式内社「廣瀬大社(ひろせたいしゃ)」の主祭神である「和加宇加乃売命(わかうかのめのみこと)」は「日本書紀」に拠れば一名を「大忌神(おおいみのかみ)」といい、また東京都神津島村にある「物忌奈命神社(ものいみなじんじゃ)」の主祭神である「物忌奈命(ものいみなのみこと)」と合わせて同一神でないかと鈴木重胤が「日本書紀伝」で論じている。また「大物忌(おおものいみ)」とは天照大御神の朝夕の大御饌(おおみけ=お供え)を指すため、御饌を司る神である宇迦之御魂神と同一神とされ、酒田市本楯や酒田市宮海にある「大物忌神社」では主祭神を宇迦之御魂神としている。

参考文献

  • 59神道大辞典
    • 監修:下中弥三郎
    • 発行者:下中弥三郎
    • 発行所:平凡社

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